迷惑メールは、メールに憑き物です。その殆どの内容は「お金」に関するものが殆ど。9割程がお金絡みのものです。それ以外は、ウィルスを感染させるメールです。
英語で送られてくるメール
個人情報を盗んでお金や商品を引き出そうとするもの
殆どは、有名企業を騙ったもの、アマゾンとかJCBとか大手銀行とかアメックスとかです。誰も知らない知名度の低いものは疑われやすいので来ません。
最近の変わった手口としてはこんなメールがあります。
税務署を装ったメール
こんな時は、こう疑ってみてください。
・税務署の知らないメールアドレス宛に、「税務署を装ったメール」が届く
・深夜の2時とか3時に「税務署を装ったメール」が届く、日曜日も届く
・お使いのメーラーが迷惑メールに振り分けている
・税金などの催促の内容で、金額が40,000円ぴったりとか50,000円ぴったりの場合
・送信先のメールアドレスが変。(e-taxhpkanri@nta.go.jp)※他のメールアドレスの場合もあり
・メールで来ない。郵送で来るはず
・メールのフッターが違う
・納付期限(最終期限)が毎日、送られてきたその日
・税務署の知らないメールアドレス宛に、「税務署を装ったメール」が届く
登録していないメールアドレスを知っているはずがないので×
・深夜の2時とか3時に「税務署を装ったメール」が届く
税務署の職員が、深夜にメールを送ったり、日曜日の深夜にメールを送らないので×
・お使いのメーラーが迷惑メールに振り分けている
メーラーが疑いの高い迷惑メールを把握しているので×
・税金などの催促の内容で、金額が40,000円ぴったりとか50,000円ぴったりの場合
思わず笑ってしまいました。こんな大雑把な金額の税金は無いので×。わずか10円でも違う時は来る。
・送信先のメールアドレスが変。(e-taxhpkanri@nta.go.jp)
メールアドレスの頭に「e-taxhpkanri(イータックスホームページカンリ)」、これは、e-taxのホームページ管理を担当している人からのメールという意味になります。ホームページ管理部署の人が、税金の徴収業務はやらないので×。
※他のメールアドレスの場合もあります。
ちなみに、このメール、ハッキングされているのではと思います。日中にメールが来ないのはそのせいだと思います。本物は違うメールアドレスから送られてきます。過去の本物のメールを調べればすぐ分かります。
・メールで来ない。郵送で来るはず
そもそも重要な内容は郵送で送られてくるはずです。住所も名前も分からない、ただメールアドレスだけ知っているのでこういうメールが届くのでしょう。
・メールのフッターが違う
メール本文の最後の表記が、本物と違う。わざわざ、国税庁の住所や法人番号まで記載しないので×。迷惑メールなので、さらに本物に見せようとして、本物に無い情報までのせて信用させようとする技?
偽物は本物のメールに見せようとすればするほど、変な内容になります。余計な項目や文が多い。信頼できるメールだと必死です。本物は、あっさりした文章です。
・納付期限(最終期限)が毎日、送られてきたその日
今日送られてきたメールに記載されてある納付期限は、今日の日付。次の日送られてくる納付期限は、その日の日付。伸びるはずがない納付期限が、どんどん伸びる。毎日が最終期限。笑える。
それでも不安な方は、直接、所管の税務署に電話して確認すれば安心だと思います。
e-taxのホームページにログインして、税務署の自分宛のメッセージボックスを確認しても分かると思います。
●税務署のHPでも「国税庁からの連絡を装った不審なメールの文面」という情報が出ています。
https://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_20220815.htm#tabs_3